ふすま

 本日、襖(ふすま)の勉強会ということで、
地元にある白神紙商店さん(創業明治四年)の 六代目にお越しいただき
いろいろと教えて頂きました。

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 襖とはご存じの通り、木と和紙を素材にして作られた建具のことです。
見た目はすごくシンプルなのですが、内部の構造はとても複雑で機能的です。

 白神さんが持ってきて下さった、襖の内部構造である格子状の骨は、
上質な杉材で組まれており、長い年数使用できるよう釘を一本も使っていません。
(竹でつくられた釘が使われています。)
目に見えないところへの細かい配慮が、建物を寿命を延ばす秘訣です。

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 ↑木のヤニで襖紙がよごれないよう杉の白が使われています。

 襖は破れるとか、反るとかの理由で敬遠される方もいらっしゃいますが、
本物の木を使っている木造住宅は、温度や湿度でいくらかは収縮するモノです。
ご家族が新居で生活を始め、その生活環境に合わせて、建具等を調整していき、
愛着を持って住みやすくしていくことが大切だと思います。
出来上がった時が一番良いのではなく、住み続けていくにしたがって、
どんどん味わい深くなってくる住宅が一番良い住宅だと思います。

 代表取締役 森本 一

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