木材は乾燥させて使いましょう
我が社の倉庫の内外では、寒空の中、木材を乾燥させています。
ただ単に木を適当に置いて乾燥させているわけではありません。
乾かすにもちゃんと向きがあるんですよ。
木は乾燥すると木の表側に反ってくるので、
反りを木の自重で戻す方向つまり木の裏側(木の芯)を上端にして積み乾燥させます。
↑ 写真の木は『キハダ』です。
『キハダ』は木目が真っ直ぐで、とても素直な材です。
ちゃぶ台や茶箪笥、下駄箱などの日用家具に大きな需要があります。
ケヤキやクワで作られた最高級品に次ぐ上品な家具として存在します。
水湿に強く北海道では土台や流し場の板などに使われとても長持ちすると好評の材です。
この『キハダ』を使って和食料理店さんの食器棚の扉を製作させていただきました。
木目の美しさと、軽くて強い性質を活かした素敵な食器棚になること請け合いです。