木造住宅を建てるなら木の特性を生かしましょう!
当社では、家をしっかり支える大切な基礎工事も自社施工です。
社員の土木班、末吉&渡辺コンビが精度の高い基礎を創ってくれています。
この写真は、土木工事中のものです。
敷地の高さを周囲より上げ、土が流れないようにするため、
土留め基礎の不等沈下を防ぐため、
土留め基礎下に『松杭』を打ち込んでします。
『松杭』とは、木造建築などの地盤改良のために、
基礎の下に打った松の木の杭のことで、
昔より、常に水分を含んだ常水面以下では有効とされています。
木は腐るのでは?
と勘違いされるかたも居ると思いますが、
そんなことはありません!
木を腐らせる原因は腐朽菌という細菌なのですが、
この細菌は①温度、②酸素、③水分、④栄養分
の4条件がそろってはじめて繁殖します。
つまり、これら4条件のうち、どれかが不足すれば腐りません。
また、水分の多いところでは、半永久的に強度を保つことが証明されています。
木杭は約400年前の城跡の発掘で発見されたり、
はるか以前の縄文、弥生の遺跡からも発掘されています。
いずれも水位以深に埋設されている木は腐ることなく健全なのです。
強度面でも、『松杭』が周面の土の水を吸うため、
木杭周面の地盤の含水比が低下し、木杭支持力(主に摩擦力)増強になるそうです。
どこにでも使えるわけではありませんが、古来より実績があり、
環境にもお財布にも優しい『松杭』お薦めです。