技術を「継承」し続ける本当の理由

「伝統技術を大切にしています」 「若手職人を自社で育成しています」

このような内容を当社のこだわりページに書いていますが、

それって「作り手のこだわり」や「文化の保護」を謳っているんでしょ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私たち森本工務店が何よりも大切にしているのは、それが「お客様が一生住み続ける家の価値を守ることに直結する」という事実です。

今回は、技術を継承することが、お客様にとってどのような具体的メリットになるのかをお話しします。


1. 「組み立てる大工」と「刻む大工」の違い

現代の家づくりの多くは、工場であらかじめカットされた木材を、現場で金物を使って組み立てる「プレカット工法」が主流です。これは効率的ですが、一方で「自分の手で木を加工できる大工」が急激に減っているという現状があります。

例えば、自然の形を活かした「丸太」を梁(はり)に使う場合。 丸太は一本一本、太さも曲がりも違います。図面通りに組み立てるだけの大工さんでは、この丸太をどう削り、どう組み合わせれば強度が保てるのか、判断がつかないことが増えています。

私たちは、神社仏閣の修繕や神輿の製作も任される技術を若手に伝承しています。機械にはできない「木を読み、手で刻む」技術があるからこそ、既製品にはない木の力強さを引き出した、唯一無二の家づくりが可能になるのです。

2. 数十年後、あなたの家は「直せる家」ですか?

当社が口酸っぱく言い続けていますが、家は建てて終わりではありません。30年、50年と住み続ける中で、必ずメンテナンスやリフォームの時期がやってきます。

技術の継承が行われていない業界では、「建てた当時の特別な細工や構造を、直せる職人がいなくなる」危険性があります。

  • 部品が廃盤だから直せない
  • 構造が複雑で、どう手をつけていいか分からない

これでは、まだ住める家を壊して建て替えるしかなくなります。 私たちが基礎から大工、左官まで自社で職人を育てているのは、数十年後の修繕が必要になったとき、「当時の意図を理解して直せる工務店」であり続けるためです。


結びに:技術の継承は、お客様への「一生の約束」

私たちが技術の継承を大切にしているのは、単に伝統を守りたいからではありません。

「建てた後も、あなたのお子様や孫の代まで責任を持ち続けるため」です。

職人の技は、単なる装飾ではなく、家の寿命を延ばし、将来のメンテナンス費用を抑えるための、いわば「家への先行投資」なのです。

森本工務店は、これからも技術を磨き、次世代へ繋ぐことで、100年先も愛される家づくりを続けてまいります。

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