松 こも巻
晩秋の風物詩になっている、松の幹にワラが巻かれているこも巻。
松の寒さ対策の腹巻きではなくて、マツカレハと言う害虫を駆除するためのもので、江戸時代から続く伝統的な方法です。
寒い時期に、害虫がワラに入って冬を越したところ、春にワラをとって焼くのですが、最近の研究ではあまり効果がないと言われています。
マツカレハは、こも(わら)の中ではなく、こもに巻かれた幹の割れ目にいることが多いそうです。
なので、春にこもをはずした後、幹の方を点検駆除する必要があります。
効果は期待出来ませんが、日本の風物詩としては あり ではないでしょうか。
資材課 三宅