破風板(はふいた)鼻隠し(はなかくし)
こんにちは、資材課の三宅です。
今回は、破風板と鼻隠しについてお話ししたいと思います。
まず、破風板とは、屋根の下に吹き込む風を防止するための板のことです。
屋根の妻側の部分に取りつけます。
鼻隠しは、軒先に取りつける横板で垂木(たるき)の先端部(鼻)を隠すように取りつけるため、この様な呼び名になっています。
次に、当社での破風、鼻隠しの加工についてお話しします。主に今は、杉の5寸(150㌢)幅のものを使っています。
まず、加工図、立面図より木取り(木を選ぶ)ことから始まり、横切りで端をカットし、モルダーを使って4方加工していきます。(破風、鼻隠し共)
次に、破風板には、破風しゃくりという意匠的なしゃくりを昇降盤(溝付き)でつきます。
鼻隠しは、上側を屋根の勾配でカットして、共に超仕上げで仕上げて完成です。
同じ木目がないので、つなぐ所があると木取りが大変ですが、うまく取れた時は気持ちがいいです。