伝統的建築物郡保存地区 その2
なぜ、観光地や海外の町並みは美しく見えるのでしょうか?
外壁や屋根の色形が統一されていて、
まち全体としての調和がとれているからきれいに見えるのでしょう。
まち全体として調和がとれているにもかかわらず、
一軒一軒の建物ごとに個性はきちんとあります。
また、海外の住宅街では外構・庭・植栽なども統一されていたり、
道路・歩道より家がセットバックされているところもあり、
とてもゆったりとした町並みもあります。
そのような素晴らしい町並みに住んでいる人たちや、
設計・施工業者たちは、
『建物の外観の7割はみんなのもの』
という考えが浸透しているそうです。
現代の日本は住宅は個人主義がまかり通っているため
(個人の個性を尊重しているため?)
一軒一軒の建物の協調性どころか
町全体の調和性も秩序性もない町並みや景観になっていると思います。
ちょっと寂しいですね~
せめて森本工務店が手がける団地だけでも!
と思っているのですがなかなか難しいですね。
建物は個人の持ち物ではありますが、
お施主様も設計・施工側も景観に配慮する気持ちを持って
住まいづくりに取り組むことにより、
価値あるまちづくりをしていきたいと思います。
また、伝統的建築物郡保存地区制度だけでなく、
地域にはいろいろな制限がありますが、
法律がなくても自然と地域に相応しい建物が建設され、
素晴らしい町並みができればいいな~と思っています。