基礎パッキンの役割とは?家を長持ちさせる大切な部材

家づくりの現場で見かける「基礎パッキン」。
完成すると見えなくなってしまう部分ですが、住まいの耐久性に大きく関わる重要な部材です。
今回は、基礎パッキンの役割について分かりやすくご紹介します。
基礎パッキンとは?
基礎パッキンとは、
基礎コンクリートと木の土台の間に設置する部材のことです。
この部材によって、基礎と土台の間にわずかなすき間が生まれ、
床下に空気が流れる仕組みになっています。
① 床下の通気を確保する
基礎パッキンの一番の役割は、床下の換気です。
床下はどうしても湿気がこもりやすい場所。
湿気がたまると、
- カビの発生
- 木材の腐食
- シロアリ被害
といったトラブルにつながる可能性があります。
基礎パッキンを使うことで、
家の外周全体から空気が入り、床下の湿気を効率よく外へ逃がすことができます。
② 土台や柱を腐りにくくする
木材は湿気に弱い素材です。
床下がしっかり換気されることで、
- 土台が乾燥しやすくなる
- 柱や大引きが長持ちする
結果として、住宅全体の耐久性向上につながります。
見えない部分ですが、将来の安心に直結するポイントです。
③ シロアリ対策にもつながる
シロアリは、湿った暗い環境を好みます。
基礎パッキンによって床下が乾燥しやすくなると、
シロアリが住みにくい環境になります。
また、従来の「基礎換気口方式」のような大きな開口部が不要なため、
侵入経路を減らせる点もメリットの一つです。
④ 施工品質が安定する
基礎パッキンは、
決められた位置に設置するだけで換気量を確保できるため、
- 換気不足のムラが出にくい
- 施工品質が安定しやすい
という特徴があります。
家の性能を安定させる意味でも、現在の住宅では主流の工法となっています。
よくあるご質問
「基礎にすき間があると、冬は寒くなりませんか?」
基礎パッキンはあくまで床下の換気のためのものです。
室内の断熱(床断熱・基礎断熱)とは別なので、
室内が寒くなる心配はありません。
まとめ
基礎パッキンは、
- 床下の湿気を防ぐ
- 木材を腐りにくくする
- シロアリ被害を抑える
といった役割を持つ、家を長持ちさせるための大切な部材です。
完成後には見えなくなりますが、
こうした見えない部分こそ、住まいの安心を支えています。