ボルダリング・ロフト・屋根裏収納


ボルダリングが、室内で出来ると嬉しいのですが・・・?
コミック本が沢山あるのですが、収納と楽しむ場所が・・・?
と、お客様の独り言から、ご一緒に楽しませて頂きました。
クライミングホールドの取り付けは、ご家族皆様での共同作業で完成しました。


切妻屋根の二階の屋根裏空間を最大限利用して、経済面でのご負担を最小限に抑える方向での検討と打合せをかさねました。
屋根裏収納としても広い空間が可能でしたが、過去の例からみて、広さを求めすぎると、収納しっぱなしの無駄に近い空間になるケースが考えられますので、収納量の検討も重ねました。




天井の高さは、1.400㎜以内と制限されていますので、より有効な空間確保の為、子供室と二階ホールの天井を、床と兼用する古民家の工法を取り入れて、経済面と意匠面での効果を。天然木の質感がお好みでしたので一石二鳥でした。


壁の仕上げ材と下地については、ホールドの取り付けビスの長さも検討の上、構造用合板15㎜の上に天然杉板の厚さ30㎜を重ね貼りにしています。


たっぷりの収納と、寛ぎを約束してくれる屋根裏空間の完成。
採光と通風の為に窓も設置していますが、夏は少々暑く成る事の覚悟はお願いしました。
屋根下地に断熱材はしっかりと施工しても、空気の自然対流により、室内では一番高い位置になる為にどうしても・・・。
但し、冬は一番暖かくなる可能性は十分です。
営業部 太田