檜葉(ヒバ)
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桧科のアスナロ属の木で、別称は「アスナロ」。
「明日はヒノキに成ろう。」と言う意味があります。
ヒノキに劣るイメージがありますが、ひけをとることはありません。
特にヒノキチオールという成分は、抗菌、防虫、防ダニ効果があることが知られています。
人に対しては、ヒノキチオールのα-ピネンと言う成分が、ストレスを和らげ気持ちをリラックスさせる働きがあります。
ヒノキチオールはその名から、ヒノキに多く含まれていると思われがちですが、実はヒバの方がより多く含まれています。
特に、青森ヒバには、ヒノキの約10倍のヒノキチオールが含まれています。
また、青森のヒバは、木曽のヒノキ、秋田のスギと並んで、日本三大美林に数えられています。
防虫、防蟻性など耐久性に優れているので、東北地方の文化財には、ヒバで建てられたものが多いそうです。(岩手県平泉の中尊寺金色堂、太宰治の生家など)
資材課三宅