桐(きり)の木って木?草?
桐は、「木と同じ」と書くように、木の仲間ではなく、「ゴマノハグサ」科に属する草の仲間です。
桐の断面を見ると、中心部が空洞になっていて、草の茎という感じです。が、まわりは木そのもの。
「ゴマノハグサ」科は、ほとんど草本(くさだち:低木の草に類するもの)で、高木となるのはキリ属だけ。
そのため、ゴマノハグサ科から独立させて、キリ科としたり、ノーゼンカズラ科に入れたりとか、諸説色々あるようです。
弊社では、、キリ材を押し入れの中段、壁板に使っています。
桐には、調湿作用が高く、抗菌作用もあるからです。
また、火に対して表面がすぐ焦げて炭化し、それ以上中が燃えにくくなるので、金庫の内張りにも使われています。
タンスなどの家具材としても、重宝されてきました。
重さは、日本国内では一番軽い材料で、世界的にみてもバルサ材についで二番目に軽いとされています。
資材課の三宅でした。