我が家は大丈夫?防犯への備え
最近、強盗や空き巣に関するニュースを目にする機会が増え、「わが家も防犯対策を見直した方がいいのでは」と感じる方が増えています。
SNSを通じた、いわゆる“闇バイト”による事件の報道などを背景に、強盗・空き巣対策だけでなく、特殊詐欺や置き配の盗難など、身近な防犯への関心も高まっています。
とはいえ、何から始めればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
防犯対策で大切なのは、高価な設備を一つ付けることではなく、侵入されにくい住まいをつくることです。

住宅への侵入犯罪は、身近な問題です
先日、LIXILの勉強会で聞いた内容では、令和6年の住宅への侵入窃盗認知件数は年間16,000件。計算すると、約30分に1件のペースで発生しています。
また、最近では留守宅だけでなく、在宅中の住宅を狙うケースも見られます。
「うちには盗られるものがないから大丈夫」と考えるのではなく、家族が安心して過ごせる環境を整えておくことが大切です。
防犯の基本は「時間・人の目・光・音」
住まいの防犯には、4つの基本があります。
1.時間⌛
侵入に時間をかけさせることです。
侵入に5分以上かかると、約7割があきらめるとされています。窓を二重にする、カギを増やす、シャッターを付けるなど、簡単に入れない工夫が有効です。
2.人の目👀
不審者に「見られている」と感じさせることです。
塀や植栽で敷地内を完全に隠してしまうと、かえって身を隠しやすくなる場合があります。プライバシーを守りながら、適度に見通しを確保しましょう。
3.光💡
玄関や庭、駐車場などの暗がりを減らします。
人感センサー付きの照明も、不審者を近づけにくくする対策の一つです。
4.音🔊
センサーや警告音を活用し、異常を周囲に知らせます。
防犯カメラや開閉センサーなどを、窓や玄関の対策と組み合わせることで、より安心感を高められます。
わが家を簡単にチェック
次の項目に当てはまるものはありませんか?
- リビングの窓にカギが一つしかない
- 窓にシャッターや雨戸がない
- 浴室やトイレの窓に面格子がない
- 玄関ドアのカギが一つだけ
- 玄関や駐車場が暗い
- 門扉やフェンスがない
- カメラ付きインターホンがない
チェックが付いても、すべてを一度に直す必要はありません。
まずは、大きな窓や人目につきにくい場所など、侵入されやすいところから優先して見直しましょう。
防犯は「できるところから」で大丈夫です

防犯リフォームは、住まい全体を一度に工事するものとは限りません。
内窓を一カ所取り付ける、玄関のカギを見直す、外まわりに照明を付けるなど、小さな対策から始められます。
大切なのは、わが家の弱い場所を知り、暮らしに合った備えを重ねていくことです。
次回は、戸建住宅の侵入口として特に多い、「窓」と「玄関」の防犯リフォームについてご紹介します。