築80年の思い出を紡ぐ二世帯住宅

かつて和室だった部屋を玄関にリノベーション。二世帯が快適に行き交える、明るく開放的な玄関になりました。

玄関の隣には大容量の土間収納を設け、二世帯分の靴や外遊び道具もすっきり収納可能。生活動線を考慮した使い勝手の良い空間です。

中央の階段を挟んで、右側に親世帯、左側に子世帯を配置。家の随所に残された梁や柱が、築80年の家ならではの趣と温もりを感じさせます。

親世帯のLDKは、天然マツ材の天井を活かした温もりある空間に。キッチン一体型の折り畳み食卓は大人数の食事にも対応し、二世帯での団らんを支えます。

床の間や仏壇、神棚など、伝統的な設えを丁寧に残しました。立派な大黒柱や通し柱が、古き良き日本家屋の風格を今に伝えています。

子世帯のLDKは、現代的な和モダンスタイルに仕上げました。対面キッチンと天然木のカウンターダイニングが、家族の会話を自然に育みます。

奥さまこだわりの小上がり畳コーナーでは、既存の通し桁を活かして趣のある空間に。小上がり下には収納を設け、デザイン性と機能性を両立しています。

外観は当時の面影をそのまま残し、築80年の歴史と温もりを感じる佇まいに。伝統と現代の調和が美しい住まいです。