新しい木の香りと昔の記憶
築100年近くになる古民家の改築です。
住まいの悩みを解決しながら、木のぬくもりに囲まれて、
家じゅうどこにいても自然の明かりが届く、
明るく温かみのある住まいに生まれ変わりました。
新しい木の香りと昔の記憶が残る住まいで、ご家族の新たな生活が始まります。
外観
母屋と増築部分の接続からの雨漏りを解消するために、屋根の形を大きく一体に変えて、堂々とした佇まいになりました。
玄関ホール
元々あった玄関を土間収納に、玄関脇4帖の和室が新たな広々とした玄関ホールへと変わりました。
古材はそのまま残し、上がり框には手すりを設けて安全に、ホール脇の飾り棚には季節の花を活けて、お客様をおもてなしします。
キッチン
使い勝手の良いシステムキッチンと、温もりのある木製オリジナルカウンター&食器棚の組み合わせ。
収納量は確保しながら、明るく温かいキッチンへと生まれ変わり、窓からの緑を眺めながら毎日の料理の楽しみが増えました。
リビング
家の中心にある和室は、窓が無いため昼でも薄暗い場所でした。
床を無垢のクリに張替え、トップライトからは明かりが降りそそぎ、家族が集う明るいリビングへと変わりました。
和室
梁や建具、床の間など、よい状態のものは出来るだけそのまま利用して、塗り壁や畳、襖などを新しくしました。
以前の暮らしの記憶を残すことも、古民家リフォームを提案する上で大切にしています。
廊下
トイレや洗面所へ続く廊下にもトップライトを設けて明るく、足元はバリアフリーにして、家族みんなが安心して暮らせる配慮をしています。
小屋裏
2階の小屋裏は以前の梁をそのまま生かし、屋根下には断熱材を入れて、太陽からの熱の侵入を和らげ快適な空間へと改善されました。