シバンムシとアリガタバチ

こんにちは。

お客様サポート課 前田です。

残暑厳しいですが、皆様体調の方はいかがでしょうか?

さて、先日お客様より畳にシバンムシが発生し、アリガタバチの姿も・・・(>_<)との相談があったのですが・・・

シバンムシって?!何それ?!そしてアリガタバチって?!

沢山の???が・・・頭の中をクルクルと🌀💦

名前は知らなかったけど、見たことある!!って思って、調べてみました(^^)v

たまに見かけていた謎のアイツかぁ~!!

 

シバンムシの特徴

赤褐色で丸っこい形をした小さな昆虫で、体長は2~3mm程度。

タバコシバンムシやジンサンシバンムシなどがよく知られていますが、一般家庭でよく見られるのが、この2種類だそうです。

(どんな感じ?って言うと、カブトムシのメスに似た感じで、めちゃ小さくした感じかな?!)

タバコシバンムシは畳やタバコを好み、ジンサンシバンムシは乾燥した薬用ニンジンなどを食害することが名前の由来となっています。

シバンムシは雑食性で、小麦粉や米粉などの粉類、ビスケット、クッキーなどの菓子類、うどんやパスタなどの乾燥麺類といった食品のほか、ペットフード、漢方薬、香辛料、タバコ、ドライフラワー、畳なども食べます。

⇧シバンムシが畳に開けたまんまるい穴

この穴って、見たことあるあるじゃん!!

 

そして、プラスチックやビニールのパッケージに穴を開けて侵入するほどの強いかじる力を持っていますので、密閉容器などでの保管をお勧めします。

また、高温多湿な環境を好み、特に25℃~30℃、湿度60%の暗い場所で大量発生しやすいようです。

室内に観葉植物などを置いている場合には、肥料などに発生することもあります。

 

主な発生時期は4月から10月ですが、暖房の効いた部屋では冬でも発生することがあります。

成虫の寿命は10~25日程度と短命ですが、メスは一度に50~100個もの卵を産むため、繁殖力が非常に高いのが特徴です。

シバンムシ自体は毒を持っておらず、人を刺したり噛んだりすることはなく、直接的な健康被害はほとんどありません。

しかし、シバンムシの幼虫に寄生する「シバンムシアリガタバチ」には、人に被害を与えることもあるため、注意が必要です。

 

シバンムシアリガタバチの特徴

体長は約1.5~2.0mmで、赤褐色をしています。

メスには翅(はね)がなく、オスには翅があるタイプとないタイプがいます。

主にタバコシバンムシやジンサンシバンムシの幼虫に寄生します。

春から秋にかけて活動し、年に4~5回発生します。

 

そして、シバンムシアリガタバチは名前に「アリ」と付いていますが、ハチの仲間です。

見た目がアリに似ていることからこの名前が付けられました。

主に甲虫類の幼虫に寄生する寄生蜂です。

 

メスは産卵管が毒針になっており、これをシバンムシの幼虫に刺して麻痺させ、卵を産み付けます。

しかし、間違って人を刺してしまうことがあり、刺されるとチクッとした痛みを感じ、赤く腫れて痒みが1週間から10日間ほど続くことがあります。

刺された部分は水ぶくれになったり、化膿したりすることもあります。

特に夏の時期に人間が刺される被害が多くなります。

特に、家屋内の畳にタバコシバンムシが発生すると、それに伴ってシバンムシアリガタバチも増え、刺される被害が問題になることがあります。

このため、シバンムシを見つけたら早めに駆除することが大切です。

 

駆除と予防

アリガタバチの発生は、寄生先であるシバンムシの発生と密接に関わっています。

そのため、アリガタバチを駆除するには、シバンムシの発生源をなくすことが重要です。

 

シバンムシの予防と駆除対策

 食品の処分・・・シバンムシが大量発生している食品は処分しましょう。

 食品の保管・・・予防策として、食品は密閉容器に入れたり、冷蔵庫で保管したりすると良いでしょう。

         輪ゴムやチャック付き袋だけでは不十分な場合があるため、ガラスやタッパー、缶などの密閉性

         の高い容器を使用してください。

 清掃と換気・・・こまめに掃除を行い、室内の湿度を50%程度に保つために換気や除湿機を使用しましょう。

         特にシバンムシの好物となるエサ(殺そ剤、ペットの餌、段ボールなど)が落ちていないか注意

         が必要です。

 畳の処理・・・畳に発生している場合は、畳の熱処理が最も効果的です。

        畳の内部でシバンムシが発生していることが多いため、畳の天日干しや高温処理が有効です。

        畳専用の防虫袋を使用したり、防虫紙を挟んだりする方法もあります。

 殺虫剤、燻煙剤・・・キッチンや畳など、発生源に有機リン系殺虫剤(フェニトロチオン、ダイアジノンなど)を   

           使うのが効果的です。

           バルサンなどの燻煙剤やゴキブリ用の殺虫スプレーも利用できます。

           エアゾール系の駆除剤も効果的です。

 捕獲シート・・・発生源を取り除いた後、捕獲シートを設置するのも有効です。

 ヒバ油・・・殺虫剤を使いたくない場合、ヒバ油には防虫効果があります。

 

アリガタバチの予防と駆除対策

 殺虫剤・・・目の前にいるアリガタバチには、市販の殺虫剤を使用すると良いでしょう。

       すぐに駆除したい場合は、エアゾール系の殺虫剤が効果的です。

 畳の処理・・・天日干しや高温処理、防虫袋の使用などが有効です。

        予防としては、畳の下に粉剤を散布する方法もあります。

 

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