心をこめて御幣を
もうすぐ3月も終わり、新年度のスタートとなる4月。
森本工務店では、現在工事中の4棟の新築現場が上棟を迎える予定です。
そこで、上棟に向けて『御幣』を書くという重大任務に取り掛かりました。
『御幣』とはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、家の屋根裏に祀る木のことで、工事の安全と家内の繁栄を祈願するものです。
地方や会社によって風習や形式の違いがありますが、森本工務店では幣串と呼ばれる木に扇子や水引を飾り、文字を書き、スタッフが毎回一つ一つ大切につくっています。
私は書き始めてまだ数回ですが、木に書くというのがとても難しくて...
習字を習っていればよかったなあと後悔の念を抱きつつ、毎回緊張しながら書いてます。
毎度下書きをしてからひと呼吸。プルプルしながらも一気に書きました。
家が建ってしまうと、天井裏に隠れてしまいますが、一生この家とそこに住むご家族を守っていく大切なもの。
習字をしたのは小学生以来...?の私には本当に恐縮なのですが、1文字1文字しっかりと心を込めながら書いています。
この日は2棟の準備をしました。
1ヶ月に4棟も、おめでたい上棟が重なるなんて、とてもありがたいことです。
安全作業で、よい天気になることを願っています。
デザイン室 濱西