倉敷市・浅口市で注文住宅をお考えの方必見!木造の家が湿気に強い理由は?
倉敷市・浅口市で注文住宅をお考えの方必見!木造の家が湿気に強い理由は?
木造住宅は湿気に弱いという印象を持たれている方はいらっしゃいませんか。
もし、本当にそうなのであれば、どうして長年残っている木造建築物があるのでしょうか。
今回は、なぜ木造建築物が長年残っているのか、その理由をご説明します。
また、日本の環境に適した建築物の工法もご紹介します。
☐なぜ木造住宅は湿気に強いのか
木造住宅は湿気に弱いという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
その考えは誤解だといって良いでしょう。
もし、本当に湿気に弱かったのであれば、長年建っている木造建築物はなかったでしょう。
木造住宅が湿気の多い日本で古くから採用されてきたことには、しっかりと根拠に基づいた理由があります。
最初に、どのような条件が揃えば、木材が腐食してしまうのかご説明します。
その次に、木造建築物が湿気に強い理由をご説明します。
*木材が腐食する条件
木材が腐食するのには、ある条件を揃える必要があります。
腐食する条件として、気温が20~35℃程度で湿度が80%以上、木材の含水率が20%以上であることが挙げられます。
木材に含まれる水分が少なければ、気温や湿度が高くても腐ったり変形したりすることはありません。
そのため、伐採後に十分に乾燥した木材を使用することで、腐食や変形を防いでいます。
これらの条件が揃うことで、木材を腐食させる菌が繁殖しやすくなります。
反対に、条件のいずれかを揃わないようにすることで、腐食は防げるでしょう。
このような方法を取ることにより、木材が腐食する可能性を大幅に下げられるといえるでしょう。
*湿気に強い理由
木材がなぜ湿気に強いのかご存じですか。
もしかすると、知らない方もいらっしゃるかもしれません。
木造住宅には、調湿作用という、文字通り湿度を調整する作用があるからです。
調湿機能があるおかげで、湿度の高い夏には湿気をとり込み、乾燥した冬の時期にはため込んだ湿気をはきだせているのです。
また空気が乾燥すると蓄積した水分を放出し、逆に湿度が高くなると水分を溜めて空気中の湿度を適切に保ってくれるため快適性が増すといえるでしょう。
湿度の調節を自然にしてくれる木造住宅は、湿気に強い家だといえるでしょう。
また、天然の素材である木材には気孔という無数の小さな穴があいており、その穴が湿気を閉じ込めたり逃したりしてくれます。
室内の湿度が高くなると結露が発生する場合があります。
これは、カビの原因となってしまうでしょう。
しかし木造住宅の場合、うまく湿度を調節するという対策を講じた設計にすることにより、こういった問題があまり起こりません。
別の対策として、乾燥材を用い、住宅全体の換気計画を十分に行うという方法があります。
木材に含まれる水分が変形の目安とされるパーセンテージを超えることはありません。
☐日本に適した住宅とは何か
日本の環境に適した住宅は何か、考えたことはありますか。
どのような方法が日本に適した建て方なのか、またその建て方にする利点をご説明します。
*木造在来工法
木造在来工法とは何かご存じですか。
聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
木造在来工法は、建築構造の木構造の構法のひとつです。
木造軸組工法は、別名在来工法とも呼ばれています。
どういう工法なのか、分からない方も多いですよね。
工法として、柱を立てて梁を水平に渡し、筋交いという斜めの材を入れて補強する、という具合に家を建てます。
このように柱や梁、筋交いなどを使って、まるで空間上の点を結ぶかのように空間を構成するのです。
*木造在来工法の利点
完璧に分かっていなくても、ある程度分かっていただけたのではないでしょうか。
なぜこの工法が、環境に適したものとして採用されているのでしょうか。
なぜなら、2つの利点があるからです。
今からその2つの利点をご説明します。
1つ目は、自由度が高いという点が挙げられます。
設計の面の自由度は、木造軸組工法が最も高いのではないでしょうか。
確かにラーメン構造と呼ばれるものは、構造体の内部は自由に壁などをたてられますが、寸法には制限があります。
間取りに強いこだわりがあるのであれば在来工法は有力な選択肢となるのではないでしょうか。
2つ目は、可変性が高いという点が挙げられます。
2×4(ツーバイフォー)工法では体力壁が存在し、構造体としてそれを抜けません。
在来工法でも筋交いを外せない部分も存在しますが、比較的可変性が高いといえます。
住宅は長い間使い続けるものですから、家族構成の変化などによって間取りを変えたり、増築したりすることも考えられます。
その際に規制が大きくない方が後々助かりますよね。
☐まとめ
なぜ木造住宅が湿気に強いのか分かっていただけたでしょう。
また、木材だけではなく、工法も関係していたことも分かっていただけたでしょう。
住宅を建てるときは、使用する表面仕上げ素材に目が行きがちです。
住宅の建築工法にも目を向けてみてはいかがでしょうか。