鉛瓦(なまりかわら)
金沢城公園の菱櫓、五十間長屋、橋爪門の瓦には、鉛瓦が使われています。
※前回のブログの続きです
どう言うものかというと、屋根の下地に木で瓦の形を作り、それに鉛(厚さ、約1.8㎜)を貼っているものです。鉛には、わずかに銅を混ぜ(0.06~0.08%)強度や耐酸性がよくなっています。
なぜ、鉛瓦なのかは
・屋根の重量を軽くする。
・見た目を美しく見せる。
・加賀藩で、大量に鉛が余った。
・戦の時、鉛を溶かして、銃弾に加工する。
などの諸説あるようですが、江戸城の屋根も鉛瓦を使用されていたそうで、美しく見せる説が有力みたいです。富山の城は、普通の瓦葺きですが、瓦の重なりが3枚で(今は、2枚)1枚割れても、雨漏りを防ぎます。
資材課の三宅でした。