蚊帳編「森本工務店は体感温度を大切にしています。」
風は気持ちいい
快適な空間とは?建築学的にお答えすると「温熱環境を形成する温度・湿度・気流・放射・人の活動量・着衣量の6つの要素がバランス良く保たれている状態のことを言います。
エアコンの温度が低くても運動していれば暑く感じたり、服を沢山着ていても風が強いと寒く感じたりするように、6つの要素のバランスによって快適な空間とは変わってきます。
地球温暖化防止のためにエアコンの設定温度を28℃に!と言われていますが、CO2の排出量削減には貢献するかもしれませんが、室温としては涼しいとは言えませんよね。
いっそエアコンを止めて窓を開けて風を入れてはどうでしょう。
一般に風速1m/秒につき体感温度は1℃下がると言われていますので、
エアコン28℃設定の場合:温度28℃、湿度60%、風速0m/sなら体感温度は26℃
エアコンなし・窓を開けた場合:温度30℃、湿度70%、風速4m/sなら体感温度は25.1℃
外からのさわやかな風のほうが快適でエコですよね。
風を抜く
エアコンの風量を調整するのにスイッチがあるように、自然の風も調整することができます。風の入り口の窓ではなく、出口の窓の大きさを調整することによって室内に流れる風を調整でき、出口の窓を大きく取れば、風通しが良くなります。
大きな開口部や窓がある日本伝統の家って、よく考えられていますね。住む地域にあった四季を楽しむことができる家に住みましょう!