床の間のひみつ
先日、これから着工させて頂く改装工事現場におじゃましました。
離れですが、床の間(トコノマ)や違い棚(チガイダナ)もある立派なつくりでした。
こっそり 床の間の下がり壁の裏面をのぞいてみました。
すると、その面だけは壁の仕上げ材を塗っていませんでした。
見えるのは、仕上げを塗る前の土壁です。もしかして塗り忘れ? ・・・ではありません
このあたりの慣習か?まじないか?正確にはわかりませんが、わたしが昔聞いた話では、わざと目に付きにくい床の間の裏面だけ仕上げをしないのは、
「まだこの家は完成してませんよ。まだまだ繁栄の途中ですよ 。ますますこの家が栄えますように・・・」
そういった意味が込められているそうです。少し古い民家だとよくみかけることがあります
皆さんのお住まいはいかがですか?一度見てみては・・・
工務課 吉岡