モロ木(桧科ビャクシン属)
前回の続編で、モロ木について少々。
私が子供の頃は、山に入って2m前後の樹をクリスマスツリーとして
利用し、私にとっては懐かしい想い出もあります。
呼び名も色々あるようで「ネズ」・「ネズミサシ」・「ムロ」とも呼ばれているようです。
特に「ネズミサシ」と呼ばれている理由は葉の形による様です。
(↑ネズミサシ)
桧の仲間なのですが、桧とは全く違って、1枚1枚の葉の先端が鋭くとがっていて、
針の様になっており地域によっては、ネズミよけに使用していたところから、ついた名前の様です。
(↑桧)
(↑杉/よく見ると花粉症にはお悩みの花が先についています。)
実際に素手で触ると結構痛いです。前回、水に強い木としてご紹介しましたが、
非常に樹脂分が多く、針葉樹の中でも比重が重い木です。
建築用材としての利用は難しいのですが、水には強い樹として、先人たちは
敷地の境界杭として、よく使用されていて今でも田んぼの境界杭として出てくる場合があります。
さらに、農業用資材として活用もよくされていました。
営業部 太田