雛祭り編「森本工務店は畳を大切にしています。」
畳のスペースは多目的に
最近、どんどん減ってきた和室や畳の部屋。昔、畳の部屋は大活躍をしていました。食事時はちゃぶ台を出してきて、家族のダイニングスペース。夜は布団を出してきて寝室。来客時には机と座布団を出して応接間。こんな風に一部屋でフレキシブルに可変性を持った空間として畳の部屋は活躍してきました。
畳は板の床と違って、直接その上に座ったり寝ころんだりしても快適なので、日本人に広く愛されてきました。これは、現代にも応用でき、リビングに隣接された畳コーナーは、子供の遊び場、趣味のスペース、応接スペースなど様々な用途に活用できます。
片づけが大切
畳の部屋を上手に利用するには、押入や納戸などの収納スペースが重要になってきます。また、収納できるスペースを確保すると共に「片づけをする習慣」が必要になってきます。
住宅設計の重要なポイントとして、快適に暮らせる空間設計はもちろんですが、親が子供達に伝えたい習慣を身に付けさせる空間設計も大切です。自分で出したモノは自分で片付ける。靴をそろえる。食事をしながらテレビは見ない。料理を親子で一緒に楽しみたい。そんな希望は設計段階から盛り込むことが大切です。子供の躾(しつけ)は、まず家庭から。まずは、片付ける習慣を身に付け、限られた空間を有意義にフレキシブルに使って、住空間を楽しみましょう。