サカキ(榊)とシキミ(シキビ)(樒、櫁)
明けましておめでとうございます。
資材課の三宅です。。
今年もよろしくお願いいたします。
皆さん、初詣に神社や寺院にお詣りされたと思います。そこで、今回はサカキとシキミについて書かせていただきます。神事にはサカキ、仏事にはシキミを使うのはご存知だと思いますが、パッと見よく似ています。
サカキは、神棚にまつる植物で、サカキが育成していない地域では、別の植物で代用していたそうです。
ヒサカキ、ツバキ、楠(クスノキ)、杉などが代用品だそうで、それと区別するために本物のサカキには、頭に「本」や「真」を付けて本榊、真榊と呼ぶこともあります。
ツバキ科サカキ属に属し、名前の由来は所説あるようですが、
・神と人間の境界にある境の木
・常に葉が緑で栄える、栄える木
・神聖な木という意味で賢木
などが挙げられています。
シキミ(シキビ)は、仏事に欠かせない木で、寺や墓地の庭木として植えられることが多い木です。
それは、果実に毒があり、また、木全体にも毒性があるので、お墓を野生動物や犬、猫から守るために植えられていたようです。
シキミ科シキミ属(旧モクレン科)に属し、語源は、
・四季を通して美しいことから「シキミ」
・実の形から「敷き実」あるいは、毒性があるので「悪しき実」の悪が取れてシキミ。
とこちらも所説あるようです。別に、ハナノキ、コウノキと呼ぶ人もいるそうです。
花屋さんで買う時は、写真のように束にしている場合、表側を同じ方向に束ねているのがサカキ、別方向を向いて束ねているのがシキミ、葉はサカキが硬く、シキミは柔らかい。色はサカキの方が濃いです。
覚えておくのもいいと思います。