CFシートと長尺シートの違い
CFシートや長尺シートという言葉を聞いたことはありますか?
建物の床材に使われるこの2種類の素材について
見た目はよく似ているけど何が違うの?という疑問に
特徴・用途・施工性・選び方のポイントを比較表付きでご紹介します。
床材を選ぶときに迷うCFシートと長尺シート
住宅の床でよく使われるのがCFシート(クッションフロア)と長尺シートです。
どちらも塩ビ系の床材ですが、用途や施工性、耐久性に違いがあります。
CFシート(クッションフロア)の特徴

- 厚み:1.8〜2.3mm
- 特徴:クッション性があり、足触りが柔らかい。木目や石目、タイル柄などデザインが豊富
- 用途:キッチン、洗面所、トイレなど住宅の水回り
- 施工:カッターで簡単に切れるためDIYも可能
ポイント:柔らかくデザインも豊富。家庭向けの床材として最も一般的で、DIY施工もしやすいです。
長尺シートの特徴

- 厚み:2~3mm
- 特徴:硬めで耐久性・耐摩耗性に優れ、防水性も高い
- 用途:学校、病院、店舗、マンション共用廊下など、歩行量が多い場所
- 施工:専門業者による溶接施工が必要
ポイント:耐久性や防水性が必要な場所向け。住宅でも廊下や水回りなど限定的に使用されます。
CFシートと長尺シートの比較表
床材 | 厚み | 特徴 | 主な用途 | 施工方法 | 住宅向きか |
---|---|---|---|---|---|
CFシート | 1.8〜3.5mm | 柔らかくクッション性あり。デザイン豊富 | キッチン・洗面所・トイレ | カッターで簡単、DIY可 | ◎ |
長尺シート | 2~3mm | 硬めで耐久性・防水性高い | 学校・病院・店舗・共用廊下 | 専門施工(溶接) | △(限定的) |
住宅での選び方
- CFシート:家庭向けの床全般。柔らかさやデザイン性を重視する場合におすすめ。DIY施工も可能。
- 長尺シート:耐久性や防水性が必要な場所。住宅では廊下や水回りなど限定的に使用。
💡 選び方のポイント
「見た目や柔らかさを優先 → CFシート」
「耐久性・防水性を優先 → 長尺シート」
用途と目的で選ぶと失敗しにくくなります。
まとめ
- 家庭向けのリフォーム → CFシートが基本
- 耐久性・防水性重視 → 長尺シートを検討
- DIYしたい場合はCFシートが向いている
どちらの床材も特徴を理解して、目的に合ったものを選ぶことが重要で