何百年も残る
家づくりを目指して。
時を超えて暮らしを守る構造。
森本工務店の家づくりは 「今だけの快適さ」を追い求めるものではありません。
神社やお城が長い時を経てもなお人々の暮らしを守り続けてきたように、住まいも世代を超えて家族を支える存在でありたいと考えています。
そのために、構造材の太さや接合部の強さといった “見えない部分” にこそ徹底してこだわります。
どんなに外観や設備が整っていても、骨組みが弱ければ家は長持ちしません。
基準を満たすだけの家づくりではなく、未来の家族にまで安心をつなぐ、本当に強い構造を大切にしています。
構造
見えない骨組みにこそ、本物の強さを

構造材と接合技術による強靭な家づくり
神社仏閣や城郭が長い時を経ても残るのは、太い部材と強固な接合で支えられた骨組みの確かさゆえです。森本工務店はその思想を現代住宅に取り入れ、一般より大きな構造材を採用。N値計算で安全性を確認し、揺れや荷重を骨組み全体で分散する工夫を行っています。完成後は見えなくなる部分だからこそ、妥協せず高水準の仕様を選び抜いています。

熟練の大工職人が支える住まいの品質
森本工務店には、神社仏閣や神輿を手掛けるほどの高度な技術を持つ大工職人が在籍しています。熟練の技によって、木材の特性を最大限に活かし、強さと美しさを兼ね備えた住まいを形にします。その技術は世代を超えて受け継がれる家づくりを可能にし、家族が安心して長く住み継ぐことのできる確かな品質を支えています。
柱や造作材はオールヒノキ
木造住宅における構造材として、耐久性・加工性・強度のいずれにおいても最も適しているのがヒノキです。古来より神社仏閣など重要な建築物に用いられてきたことからも、その性能の高さがうかがえます。
伐採後も時間の経過とともに強度が増し、およそ300年で最も強くなるとされ、その耐久性は鉄やコンクリートをも凌ぐといわれています。
梁には曲げ合成の高い松を使用するなど適材適所に木の特性を生かしています。

深い軒は、雨風や紫外線から
住まいを守る

軒は、住まいを雨風や紫外線から守る重要な役割を担っています。木造住宅にとって雨水の侵入は劣化の大きな原因です。
外壁は紫外線で塗装が傷み、ひび割れから雨水が入り込むことで構造部にまで影響が及び、耐震性の高い住宅でも地震時の被害リスクが増します。
このように、軒は住まいの耐久性を守る上で欠かせない存在なのです。
POINT
住宅の寿命を延ばす
軒のない住宅は、弱い雨でも外壁や窓が濡れやすく、春から夏の強い紫外線による外壁や室内仕上げの劣化への対処も難しくなります。軒を深く設けることで、雨水や紫外線の影響を軽減し、劣化を遅らせる効果があります。
夏の厳しい日射は遮り、冬は暖かな日差しを室内に取り込む省エネ効果
深い軒は、夏の高い位置から差し込む強い日射を遮る “日傘” のような役割を果たし、大きな窓や外壁に当たる熱を和らげます。一方で冬は太陽高度が低いため、暖かな日差しを遮ることなく室内に取り入れることができます。
長期優良住宅
長く住み続けられる家
その想いを形にするため、私たちは長期優良住宅を標準仕様としています。
長期優良住宅とは、耐震性や省エネ性、維持管理の容易さなどに優れ、将来にわたり価値を保ちやすい住宅 のことです。
孫子の代まで安心して住み継ぐことができる、快適で持続可能なお住まいを実現し、家族の暮らしを世代を超えて支えてまいります。
* 断熱性能等級はご要望により、等級6およびGX対応可能です。
POINT
税制優遇
固定資産税の軽減措置や住宅ローン減税による控除額の拡大 といった経済的な優遇を受けられ、長期的に安心の住まいづくりにつながります。
補助金利用
国や自治体の補助金を活用できる時期もあり、建築費用の負担軽減につながります。制度を賢く利用することで経済的なメリットが得られます。
資産価値が高い
長く快適に暮らせるだけでなく、中古住宅市場でも高く評価されやすく、資産価値を維持しやすい住まいとなります。
安心・快適な暮らし
耐震性や耐久性、メンテナンス性に優れた住宅だからこそ、長期にわたり安心で快適な暮らしを実現し、家族が心地よく住み続けられます。
耐震性
全棟で「耐震等級3」を取得


耐震等級とは、日本の住宅性能表示制度に基づき、建物の地震に対する強さを示す指標です。
耐震等級は1から3までの3段階に分かれ、等級3が最も高い性能を示し、震度7クラスの大地震でも倒壊しないことを想定したこの 耐震等級3を標準で取得しています。
2016年の熊本地震(震度7が2回連続)でも、耐震等級3の木造住宅は大きな倒壊がほとんど見られなかった という調査結果があります。
数値に裏付けされた構造安全性で、家族の命と暮らしをしっかりと守ります。
4寸の柱が地震から守る
森本工務店では、四隅を含む通し柱にはすべて4寸のヒノキ材を使用し、梁などの構造材には安全性に配慮してひとまわり以上大きな材料を採用しています。

剛床工法
剛床工法とは、床全体を構造用合板で一体化し、建物の水平剛性を高める工法です。従来の床組に比べて、地震や台風などの横からの力に対して強く、建物のねじれや変形を抑える効果があります。特に耐震性の向上に優れており、壁や柱と連携して建物全体の構造を安定させる役割を果たします。また、床鳴りの軽減や遮音性の向上といった面でも効果があり、快適な住まいづくりに貢献します。安全性と居住性の両立を実現する、信頼性の高い工法です。

断熱性
断熱等級5以上(UA値0.6以下)に対応

森本工務店では、住宅の断熱性能を示す「断熱等級5以上(UA値0.6以下)」に対応する住まいづくりを行っています。
UA値とは、建物全体の熱の逃げにくさを数値で示したもので、この値が小さいほど高断熱。断熱等級5は、冷暖房効率が高く、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を実現します。また、光熱費の削減にもつながり、環境にも家計にもやさしい住まいです。高性能な断熱仕様は、将来的な資産価値や長寿命化にも貢献します。
家族が安心して、ずっと快適に暮らせる断熱性能を標準で備えています。

Low-Eペアガラス+高性能樹脂サッシ
樹脂 + Low-E 複層ガラスがアルゴンガス封入で、国内最高レベルの断熱性を実現。
アルゴンガスとは、大気中に3番目に多く含まれている気体で、希ガスのひとつ。
無色無臭で、食品の酸化防止のための充填ガスなどに利用されています。冷暖房効率が向上し、夏も冬も快適な室内環境を実現。

適材適所に高性能断熱材
森本工務店では、高性能断熱材を適材適所に使用しています。基礎や床下には耐湿性と断熱性に優れたカネライトフォームを、外壁や屋根には高断熱で難燃性を備えたフェノバボードを採用。断熱材の特性を活かすことで、一年を通じて快適な温度環境と省エネ性能の高い住まいを実現しています。
耐久性
大切な住まいを
腐朽やシロアリから守る

柱と土台は、ヒノキの芯持ち材
法隆寺の丸い柱には、ヒノキの巨木を割り丸く削ったものが用いられています。その中でも赤身材と呼ばれる、木の中心部にあたる色の濃い部分が使われています。赤身材は耐久性に優れ、美しい木目を持つため、日本の社寺仏閣など伝統建築では、その特性を活かした利用が数多く見られます。

大切な家族を守る
ヒノキは強い抗菌作用を持ち、シロアリやカビ、ダニの発生を抑える効果があります。さらに、空気中の有害物質であるホルムアルデヒドを減少させる働きや、暮らしの中で気になる臭いを和らげる消臭効果も期待できます。そのため、健康的で快適な住環境を保つ天然素材として重宝されています。
ベタ基礎
腐食対策として、基礎の立ち上がり高さは一般的に30センチ以上が基準とされていますが、森本工務店ではより安心・安全な住まいを実現するため、40センチに設定しています。基礎を高くすることで、床下の通気性が向上し、湿気がこもりにくくなり、カビや腐食の発生を抑えることができます。また、床上浸水のリスク低減や、シロアリなどの害虫侵入防止にも効果があります。さらに、将来的な配管工事や電気工事、点検などのメンテナンスも行いやすくなります。

見えない空気の流れが、
家族の快適を支える
通気工法
通気工法は、壁や屋根の内部に通気層を設けることで、湿気や結露を効率よく外に逃がす仕組みです。これにより、柱や梁といった建物の構造体が湿気によって傷むのを防ぎ、家の寿命を長く保つことができます。森本工務店では、通気層の幅を一般的に必要とされる通気層の2割多い幅に設定。よりスムーズな空気の流れを確保し、湿気や結露への対策を強化することで、安心・快適な住まいを実現しています。
