上棟準備【御幣】
来週上棟が2棟あり、そちらに向けて御幣を作成しました!
今回は御幣について紹介します☺️
御幣とは?
日本の神道における重要な道具の一つです。
白い紙や布をジグザグに折りたたんだ形が特徴的で、多くの場合神棚や神社で見ることができます。
神様をお迎えする象徴とされ、清らかさや神聖さを表現しています。
由来と意味
ジグザグに折られた紙は雷や稲妻を表し、神様の力や自然のエネルギーを象徴しています。
また、白色は清浄や神聖さを表す色で神様への敬意を示しています。
一説によれば、御幣は神々への捧げ物の一部が形を変えたものとされています。
古くは米や布などを供えていました。それを簡略化して現在の形になったと言われています。
作り方
森本工務店では半紙や和紙の紙を用いて作っています。
まず、折りたたんだ半紙を弊櫛に巻いて水引で結んでいきます。
次に、和紙を折り切れ込みを入れ、折りたたんでいきます。
折りたたんだ和紙はジグザグな形になり御幣の全貌が見えてきましたね。
扇も準備し、必要なパーツが揃いました!
そして、和紙・扇を挟み、鉋引きで結んでいきます。
最後に筆ペンで”祝上棟”、日付や社名を記入して完成です!
御幣の役割
御幣は単なる装飾ではなく、家と家族を守る象徴的な存在です。
御幣の配置
建物の最も高い位置に御幣を取り付けます。
これはその家の守護神を祀り、工事の安全や家族の繁栄を願う意味が込められています。
また、建物の中心や重要な場所に配置されることもあります。
意味と祈願
御幣を取り付けることで、その家が清らかで神聖な場所となるように願います。
特に上棟式は大工や関係者の協力に感謝し、これからの家族の安全と幸福を祈る大切な場面です。
御幣を通じて家の平穏を願う
御幣の背景や意味を知ることで、上棟式の儀式に込められた思いをより深く理解できます。
御幣を通じて、新しい住まいが安心と繁栄に包まれることを願いましょう。
デザイン室 難波🐣